前回のあらすじ
うちのサザナミインコ、ミーちゃんの下腹が膨れていることに気付いた。
おそらく卵だと予想される。
元気で食欲もあるので自然に産むことを期待していたが産まれず・・・。
4月22日、心配になって会社を早退
今朝も産んでなかった・・・
朝も元気だったけれど、自分がいないときに何かあったらと気が気じゃなくて早退した。
もしかして産んでるかもしれない!と期待半分、もし体調が悪くなっていたら・・・と不安半分で帰宅した。
ドアを開けると「ぴょろ!」と元気な声。
さかさまにぶら下がって、お出迎え。
ほっと一安心したけど、やっぱり産んでいない・・・。
ミーちゃんは巣を作りたいようだった。
とにかく、網の下の敷き紙を引っ張り出そうとしていた。
いっそのこと、紙をあげて巣を作らせちゃった方が産むんじゃないか・・・?
それともそれは、さらなる産卵を助長して良くないのか・・・?
まだ詰まってると決まったわけじゃないけど、卵詰まりが怖いのは知ってる。
今ある卵を無事に産んでから、次の卵を作らないようにする・・・。
その方法をとるしかない気がする。
自力で産卵できる方法はないか
持ってる専門書やらネットの体験談やらを読み漁った。
大体が「早く病院に連れて行きましょう」だった。
ちがうちがう。その前にできることが知りたい。
「卵詰まり」で調べると、もうグッタリしてる状態の看病ばかり出てくる。
何で調べればいいんだ?
「インコ 自力で産卵」「インコ 産卵させる方法」思いつくワードで検索しまくった。
カルシウムとビタミンB群を与えると自力で産卵する場合があるとの情報を発見!
そういえば、カトルボーンをかじってたな・・・
そのとき、近くのお店にカルビタバードってサプリがあったことを思い出した。
これこれ!知ってる?
買ったことはなかったけど。
ホームセンター、ペットショップの鳥さんコーナーを把握しといてよかった!
猛ダッシュで買ってきて、さっそく飲ませてみた。
ビクビクしながら一口なめたら、美味しかったみたい!
これで、もしかしたら明日の朝産んでるかもしれない!
一瞬の希望の後に、ふと不安がよぎった・・・。
本当に卵なんだろうか
なんで急にそんなことを思ったかわからない。
いろいろなことを考えて、頭の中で場合分けしてた中の一つが急に存在感を示してきた感じ。
このおなかの膨らみが、卵じゃなかったら・・・
卵があるのを前提で、一番怖いのが卵詰まりで、それを防ぐ・解消する方法を考えていて
もしかしたら解決の糸口が見えたってときに、突然頭の中に現れた可能性。
臓器が腫れてるとか、腹水とか、腫瘍とか・・・
考え出したらキリがない。
そうだ、卵だということを確認すればいいんだ!
ネットであった、卵だったら固いものが触れる・・・はず。
あと皮膚に透けて卵が見えるって。
ミーちゃんを保定しておなかを見てみる。羽が邪魔で見えない・・・。
そっとおなかを触ってみる。
ぷよぷよしてる・・・え・・・卵じゃない・・・?
血の気が引いた。
卵じゃなかったら、別の病気?数日放置した・・・。
急いで、病院に行かないと・・・。
幸い、ミーちゃんはすごく元気。
病院を探し始める
うちは今まで健康診断で病院に連れていくことはなかった。
地方のド田舎。鳥専門病院なんて近くになかった。
具合が悪いと思ったら内科的なことならできる鳥も診られる病院に連れて行ってた。
運のいいことに今までの子はほとんど病院にかからなかった。
だから、かかりつけ医なんていない。
でも、今は東京に住んでいる。とりあえずなんでもあるトウキョウ。
「せっかく東京に住んでいるんだから鳥さんみられる病院探しとこう!」って目星をつけてて本当に良かった。
本当は元気なうちに健康診断に行っておけばもっとよかった。
その中から3軒の動物病院をピックアップした。
・小鳥専門医がいる(他の動物もいてもOK)
・タクシーで行ける距離(車がない。ちょっとバスと電車は心配)
・電話してすぐに診てもらえそうなとこ
第一希望の病院は事前に問診表を書くところだった。
コンビニで印刷してきて、事細かに書いた。
裏面にも書いたし、絵も描いた。
ありとあらゆる情報を。
この子のことは私しかわからないから。
いくら獣医さんという動物医療のプロでも、見ただけじゃわからないし
飼い主の情報はきっと治療方針を決めるうえで絶対大事だから。
4月23日の土曜日、開院と同時に電話をかけた。
今回の看病
温度設定28℃ (暑がるときはタオルをめくって空気の入れ替えした)
今回は小さいケージ(キャリー)に移して安静にさせた。
元気なのでキャリーの中で上ったり下りたり遊んでいた。